退院

 

朝起きたら、絶不調。
ほんとに今日、退院できるのかしら。

朝食は果物しか食べられない。
そうそう、この病院は食事がむちゃんこ良いのです。豪華!
食欲無くてほとんど食べられなくてくやしい。(涙)
昨日の夜なんてメニューは本来ステーキだった。
でもあまりに食欲不振で、泣く泣くそうめんに変更してもらい、
それさえも食べられなかった。
作ってくださった方、ごめんなさい。

腹部の疼痛は軽度。
お昼に持続性硬膜外麻酔を試しにOFFにしてもらう。
どうやら頓服で抑えられる程度のようだ。

尿道カテーテルもはずしてもらう。
でも排尿の感覚がなかなか戻ってこない。

この日はとにかく嘔気と眩暈・頭痛がひどい。
座っているのもつらい。

硬膜外麻酔のハリを外してもらった。
「シャワーを浴びればさっぱりするかもよ。」
と、夫にいわれて、
這うようにしてシャワールームに行く。
ひっくりかえってもおかしくないので、すぐ外で夫が待機。
なんとか浴びることができた。

このあと、吉野内先生の診察を受けなくてはいけないのだが
とにかくしんどくて動けない。
看護師Oさんが心配してくれる。ありがたや。

すでに夕方。
気力を振り絞って1階の診察室に降りていった。
もちろん看護師Oさんと夫に支えられてだが。
1階に着いたところで看護師Yさんと遭遇。
Yさん、いたのか〜 最後に会えてうれしいよ。

診察室で先生を待っている間、座っていられなくて横になる。
とにかく嘔気。うっぷっぷ
診察の結果、感染の兆候はないとのこと、安心。

再び、よろよろと病室に戻った。
あとは退院するのみだが気分は船酔い、二日酔い状態。
そう、この感覚はあのときに似ている。
大学時代に友人の実家に遊びに行き、連れていってもらった寿司屋で
日本酒をしこたま飲んで地球がぐるぐる回った。
翌朝あまりのひどい二日酔いで、友人の実家の診療室で
秩父の朝焼けを見ながら酸素吸入させてもらったあの時。
朝焼けがきれいだった。忘れられない強烈な思い出。

今日、帰るしかないだろう。
明日じゃ夫は仕事だ。ひとりじゃとても帰れない。
ゆっくりゆっくりとようやく着替えて1階に降りていった。
途中で田頭先生と遭遇。突然だったのでびっくりしたみたい。
昼に退院予定が、のびのびでこのときすでに夜。

タクシーを呼んでもらった。
吉野内先生、田頭先生をはじめ、スタッフのみなさんが
病院の外まで見送ってくれた。うれしかった。
この病院は患者と先生・スタッフのみなさんとの距離がとても近い、
と感じた入院生活だった。
専門は違うけれども、医療従事者として患者さんに寄り添うことの大切さを
再認識し、初心に帰ることができました。
それにしても看護師という仕事はすごいなぁ。
ありがとうございました。( ^ ^ )